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お風呂に手すりを付けたいのですが、ポイントはありますか?

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手すりには利用者が全体重をかけることを想定し、取り付け下地の強度を十分に確認する必要があります。場合によっては下地補強を行わなければなりません。手すりの直径は25~35mm程度の握りやすい太さのものを選択します。また、金属製のものは熱伝導性が高く、心臓等に負担がかかるとされています。その他、利用者の身体状況などに応じて、次の3点に気をつけてください。

1.取り付け位置
段差のある出入り口、滑りやすい洗い場での移動、不安定な姿勢になる浴槽への出入りなど、優先順位を考えて取り付けます。

2.取り付け高さ
利用者の身体状況に応じ、握りやすい高さ、力を入れやすい高さに取り付けることが重要です。立位では、腰骨の辺りに手すりを設置するのが一般的です。

3.取り付け向き
洗い場を移動する際などの横の動き、浴槽で座位から立位に移る際などの縦の動き、浴槽内での安定など、それぞれの目的に応じて適切な向きに手すりを設置します。横方向または縦方向どちらか一方向に利用するI型手すりの他に、縦横両方に使えるL型手すりなどがあります。

基本知識を持たずに安易に手すりを取り付けると、役に立たないばかりでなく、逆に危険が生じることもあります。ユニットバスや在来浴室の違いによっても、取り付け可能な手すりの商品・工法が異なりますので、信頼できる専門家に相談することをお勧めします。

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