内装リフォームを考えているのですが、フローリング選びのポイントはありますか？

フローリングは、原材料となる樹種により色合いや木目等が異なり、内装デザインに大きな影響を及ぼします。また、デザイン以外にも様々な機能を有するものがあるため、部屋の状況に応じて適切なものを使用することが重要です。

（床暖房）
床暖房を施す場合は、急激な温度変化による膨張・収縮を抑えた、床暖房対応フローリングを使用しなければなりません。従来、無垢フローリングで床暖房に対応するのは困難とされていましたが、最近では床暖房に対応した無垢フローリングも多く販売されるようになってきました。

（遮音性能）
マンションなど、下階への騒音を抑える必要がある場合は、マンション用（遮音タイプ）のフローリングを使用すると良いでしょう。マンションによっては、管理規約でフローリングの遮音性能が定められています。フローリングの遮音性能は「L値」で表され、数値が小さいほど遮音性能が高いということになります。一般的には、L＝40～45程度のものが多く使用されます。遮音タイプのフローリングは、軽量衝撃音（スプーンを落とした音など）の遮音には効果的ですが、重量衝撃音（子供が飛び跳ねる音など）に対しては、必ずしも有効でない場合がありますので、注意が必要です。

フローリングなどの内装仕上材は、小さなサンプルで決めてしまうと、イメージと異なる仕上がりになってしまう場合があるので注意が必要です。ショールームやモデルハウスなどで、なるべく大きなサンプルを見ておくことが理想的です。