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古民家に暮らすことに憧れています。古民家リフォームにあたり気を付けるポイントはありますか?

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古民家に暮らすことに憧れています。古民家リフォームにあたり気を付けるポイントはありますか?

伝統的工法で建てられた古い住宅は、大断面の構造材(柱・梁)や職人の手による建具など、現代では入手困難な部材が多く使われており、新築住宅では得られない独特の価値があります。新築住宅と古民家の違いについて考えてみましょう。

1.耐震性
最近の住宅は、「屋根を軽く」「壁を強く・多く」「バランス良い壁の配置」などとすることで、耐震性の向上が図られています。一方、古民家は、太い柱や大断面の梁など、頑強な軸組構造部材によって地震の揺れに抵抗してきたと言えます。また、構造部材同士をつなぐ接合部についても、接合金物を多用する現代住宅に対し、古民家では金物を使用しない仕口など、現代住宅では再現困難な職人技が随所に見られます。

2.気密性
ドアやサッシの性能向上に加え、壁内や床下に隙間なく断熱材を施すなど、現代住宅では気密性・断熱性が大幅に向上しています。これにより、冷暖房効率に優れた省エネ住宅が増えていますが、その反面、室内外の温度差などによる結露の発生には注意が必要です。特に、壁内などの見えない部分に発生する結露は、住宅を傷める原因ともなるため、避けなければなりません。

現代住宅では様々な面において性能向上・利便性向上が図られている一方、古民家においても捨てがたい魅力があります。それぞれの長所・短所をしっかりと理解したうえで、計画を行うことが大切です。

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