狭くて閉鎖的なキッチンをリフォームして、開放的なLDKにしたい!どんなことに注意すればいい?
キッチンを明るく開放的にするためには、キッチンとダイニング・リビングとのつながりを重視した「オープンキッチン」スタイルへのリフォームがお勧めです。「オープンキッチン」を計画する際の注意点はどのようなものでしょうか?
1.給排水経路
「オープンキッチン」は、対面型、壁付け型、アイランド型の3通りが主なスタイルです。床下空間が確保できないマンションリフォームなどでは、給排水経路によりキッチンの配置が限定される場合があるため、注意が必要です。また、換気ダクトの経路によっても、ガスコンロの場所が制限される場合があります。排気経路を短くするためには、外壁に面した壁にガスコンロを設置することが理想的です。
2.見栄え
様々な食材・物があふれるキッチンは、雑多な印象を与えてしまいます。キッチン周りには収納を多く設け、すっきりと片付けやすい計画としておくことが大切です。床面積にゆとりがあれば、パントリーを設けることが理想的です。滅多に使わないものは、床下収納庫への収納を計画しておくと良いでしょう。対面キッチン上部の吊戸棚は、キッチンの開放性を損ねてしまう場合がありますので、慎重に計画してください。
オープンキッチンを設けると、キッチン部分に面積を取られ、リビング・ダイニングが小さくなってしまう傾向があります。豊かな居住空間を実現するためには、個々の床面積の大小のみにとらわれず、総合的に判断して美しく機能的な間取りを考えることが大切です。