ビルトインコンロの設置のポイントを教えてください。
システムキッチンに組み込まれているものを「ビルトインコンロ」と呼び、流し台の天板の継ぎ目の有無で確認することができます。古いキッチンなど、流し台とガス台が別になった据え置き型ものは、「キャビネットコンロ」などと呼ばれ、コンロ取替えの選択肢は限定されます。この場合も、コンロ下の台を交換することにより、ビルトインコンロの設置は可能です。ビルトインコンロを設置する際のポイントについて考えてみましょう。
(サイズ)
ビルトインコンロのサイズ(幅)は、標準幅(60cm)またはワイド幅(75cm)の2種類があります。コンロ本体の寸法は同じで、トッププレートのサイズだけが異なります。ワイド幅はゆったりと加熱調理ができ、掃除しやすいことがメリットですが、キッチンカウンター(調理スペース)の幅とどちらを重視するか、十分な検討が必要です。
(天板材質)
どのような天板を選ぶかも、ビルトインコンロ選びのポイントの一つです。主な選択肢は以下のとおりです。
・ガラストップ・・・汚れがさっと拭き取れ、デザイン的にも美しい強化ガラス製の天板です。
・ガラスコート・・・鋼板にガラスコーティングを施したものです。デザインやメンテナンスはガラストップに近く、ガラストップに比べ値段が手頃です。
・ホーロー・・・鋼板にガラス質コーティングを施したものです。耐久性に優れ、安価な傾向があります。
・その他・・・ステンレスやアルミなどを使用した天板があります。
この他、グリルやバーナーも進化しており、様々な便利機能・安全機能が充実しています。予算と相談しながら、料理スタイルに合ったものを選択してください。