ガレージにアコーディオンゲート(伸縮門扉)の設置を考えています。どんなことに気を付ければいいですか?
アコーディオンゲート(伸縮門扉)は、施工が簡単で比較的安価なことから、住宅の駐車スペースの出入り口などに活用されています。その特徴や設置のポイントについて、考えてみましょう。
(特徴)
アコーディオンゲートは、様々な入口幅に対応できるほか、床面(地盤面)多少の傾斜にもそのまま対応できるなど、様々な条件下で柔軟に設置可能です。引き戸のような扉を引き込むスペースが不要であることから、省スペースでの設置にも適しています。小さな間口に設置する場合は、キャスターやレールが不要のタイプもあり、より気軽に設置が可能です。
(注意点)
長い(間口が広い)アコーディオンゲートは、扉がたわみ道路へ飛び出てしまう恐れがあります。これを防止するために、一定長さごとに「落とし棒」を設けます。地面側に設ける「落とし棒受け皿」は、ゴミなどが詰まりやすいため、定期的に清掃などを行うことが必要です。また、強風時には、ゲート本体をたたみ、しっかりと結束しておくと安心です。
様々な条件に柔軟に対応でき、気軽に設置できることがアコーディオンゲートのメリットですが、開閉の際には車を降りて操作する必要があるため、少し煩わしく感じる場合もあります。一日に何度も車を出し入れする場合などは、電動式シャッターゲートの設置なども視野に入れ、検討すると良いでしょう。