カーポートを付けたいのですが、気を付けるポイントなどはありますか?
雨や雪、黄砂などの多い季節は、すぐに車が汚れてしまい洗車が大変です。住宅の駐車スペースに屋根(カーポート)を設置すると、車の汚れが抑えられ、洗車の負担を軽減することができます。カーポート設置のポイントについて考えてみましょう。
(設置場所)
駐車スペースは、1台あたり幅2.5メートル・奥行き5メートルを標準とします。駐車する車を小型車に限定する場合などは、より小さなスペースとする場合もありますが、決して道路に突き出して駐車することの無いよう配慮が必要です。また、カーポートの柱が車の出し入れや、運転者の乗降の障害とならないよう計画してください。加えて、居室の採光の妨げとならないよう注意が必要です。住宅の配置や間取りを考える際、同時に外構計画を考えておくことが大切です。
(デザイン)
カーポートは道路から目立つ場所に設置されることが多いため、デザインにも配慮が必要です。安定感のある4本柱タイプ、側面の2本の柱で屋根を支える片持ちタイプ、後方支持や吊り下げ屋根により柱の存在を目立たなくしたタイプなど、その構造・形状・材質等により様々なデザインのカーポートが選択可能です。住宅の外観デザインや外構計画とのバランスを考え、コーディネートすることが理想的です。
その他、カーポート周りには水道や電気コンセント、物置などがあると、愛車のクリーニングやメンテナンスに便利です。駐車場の形状・サイズ等によっては、建築確認申請が必要となる場合もありますので、カーポートの設置にあたっては、建築士などの専門家に相談すると安心です。