エコリフォームって何ですか?どのような方法があるのですか?
快適な暮らしを実現するため、住宅では多くのエネルギーが消費されています。住生活における二酸化炭素の排出量削減などを目的とした住宅の省エネ改修は「エコリフォーム」とも言われ、住宅エコポイント(期間限定)の対象にもなるなど、注目が高まっています。エコリフォームの主なメニューについてご紹介します。
(窓の断熱改修)
住宅の窓は断熱上の弱点となりやすいため、窓の断熱改修を行い気密性を向上させることで、暖房負荷が軽減できます。ガラスを複層ガラスやLow-Eガラスなど、断熱性の高いものに交換する方法、既存のサッシの内側に内窓を増設する方法、既存サッシを断熱性の高いものに交換する方法などが挙げられます。
(外壁、屋根・天井又は床の断熱改修)
窓のほか、外壁や屋根・天井又は床の断熱性を高め、住宅を断熱材ですっぽりと包み込むようにします。断熱材にはグラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材、ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの発泡系断熱材などがあります。断熱効果の程度、施工性、価格、結露のしやすさなど、材質それぞれに長所・短所があるため、使用箇所に応じ、適切な材料を選択することが重要です。
(設備機器の入れ替え等)
その他、太陽熱利用システムの設置、節水型トイレの設置、高断熱浴槽の設置など、住宅設備を新しいものに入れ替えることでも、一定の省エネ効果が得られます。
地球にも家計にも優しい「エコリフォーム」、一考の価値ありです。