暗くて寒いトイレをリフォームで明るく温かくしたいのですが、いい方法はありませんか？

住宅のプランを考えるにあたり、日照条件などの良い南側には、リビングやダイニングなどの主要な居室が配置され、残った部分にトイレや浴室などの「水回り」が配置されることが一般的に行われてきました。このため、古い住宅のトイレは、どうしても「暗く」「じめじめ」した「寒い」場所というイメージが付きまとってしまいます。

一方、最近の住宅では、トイレのイメージは明るく清潔なものへと変化しつつあります。どのようにすれば、古いトイレを「明るく」「温かな」スペースとすることができるのでしょうか？

（内装リフォーム）
古いトイレは、床や壁がタイル貼りのものが多く、どうしても冷たい印象を与えてしまいます。最近の住宅では床をクッションフロア貼りにしたり、フローリング貼りとするものが一般的となってきました。冷たさを感じさせないという効果に加え、廊下からの段差を無くし、バリアフリー化が図れるという利点もあります。壁や天井は、白色を基調とした壁紙（クロス）仕上げとすることで、明るさと清潔感が生まれます。システムトイレとする場合は、内装色をキャビネットなどとコーディネイトすると統一感が生まれます。

（温水洗浄便座）
便座を「温水洗浄便座」に変えることで、冬のトイレは一気に快適性がアップします。温水によるシャワー洗浄の快適さはもちろんですが、ヒーターによる「温かい」便座は、座った瞬間に幸せな気持ちになり、ずっと座っていたいとまで思わせるほどの快適性です。トイレ内の適切な場所に電源コンセントがあれば、今ある便器はそのままに、簡単な工事で取り付け可能なケースもあります。

トイレや浴室に入ったときの急激な温度変化は身体にも負担が大きいため、なるべく住宅内の温度差は均一化を図ることが理想的です。リフォームで、「明るく」「温かい」トイレを実現してはどうでしょうか？