節水型便器・節電型ウォシュレットにしたいのですが、商品選びのポイントを教えてください。

トイレは、一般家庭の中で最も水を多く使う場所です。洋式トイレの普及と共に、様々な工夫が重ねられ、今では40年前のトイレに比べ、使用水量が5分の1以下に抑えられているものも出てきました。また、最近では温水洗浄便座の普及率が高まり、トイレには「節水」性能に加え、「節電」性能も求められるようになってきました。節水・節電のために、、どのような工夫が図られているのでしょうか。

（節水）
洗浄効率の良い「うず」ができるよう、水の出し方や便器の形状が工夫されています。また、便器表面の平滑性を極限まで高めたり、特殊なコーティングを加えることで、少ない水で汚れを落とすことが可能となっています。

（節電）
温水洗浄便座は、洗浄シャワーに使用する「お湯」をどのようにつくるかで、「貯湯式」と「瞬間式」に分類されます。予めつくったお湯をタンクに貯めておく「貯湯式」は、一般的に設置費用が安価で設置工事も簡易な傾向があります。これに対し、必要な時に必要な量のお湯をつくる「瞬間式」は、ランニングコストが低く、節電効果が高いといえます。また、暖房便座の「待機電力」を抑え、更なる省電力化を実現した製品も出ています。

その他、「掃除のし易さ」や「省スペース性」「デザイン」など、あらゆる面でトイレは進化を続けています。便器の交換や温水洗浄便座の取り付けは、一般的に1～2日程度で行うことができます。これを機に、トイレのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか？