ウォシュレットの設置にあたり、気を付けるポイントはありますか？

「ウォシュレット」とは、ＴＯＴＯの登録商標ですが、この名称が普及し、他社製のものを含め「温水洗浄便座」全般を指して使われることが多くなっています。温水洗浄便座が取り付け可能かどうかを見極めるチェックポイントは以下のとおりです。

１．電源
トイレ内にアース付き電源コンセントが無い場合は、電気工事が必要となります。また、温水洗浄便座には、電気コードの位置が便器の左側にあるタイプと、右側にあるタイプがあります。取り付けようとする温水洗浄便座に対し、適切な位置にコンセントがあるか確認が必要です。消費電力が適切でない場合は、消費電力に合わせるよう電気工事が必要となります。

２．トイレの広さ
トイレの広さは、温水洗浄便座が設置可能な広さでしょうか？各メーカーが推奨する必要寸法を確保できない場合、センサーが誤作動を起こし、便座フタの自動開閉機能が正常に作動しない場合などがあります。トイレのタンクの種類や、トイレ内の配管経路などによっても必要寸法に影響する場合がありますので、注意が必要です。

３．便器のサイズ・形状
便器のサイズは、一般的に「大型」と「普通」に分類されます。「温水洗浄便座」を取り付ける際は、便器のサイズに見合ったものを選択する必要があります。その他、トイレの形状や止水栓のタイプによっても、温水洗浄便座の取り付けが困難となる場合がありますので、注意が必要です。

温水洗浄便座は、一般的な便器のほとんどに取り付けできるよう設計されていますが、稀に設置できないタイプのトイレがあるため、購入前にトイレ環境をチェックしておくと安心です。