マンションか戸建か、住宅購入にあたり悩んでいる方も多いことでしょう。
その違いをいくつか見てみましょう。
1.維持管理
分譲マンションでは通常、管理組合を結成し、修繕費用を積み立てます。
毎月の費用負担は生じますが、長期修繕計画に沿ってメンテナンスを行うため、
日々の生活の中で頭を悩ませることはありません。
一方、戸建て住宅では突如として思わぬ修繕費用が必要となる場合があります。
建物を長持ちさせるためには、自己の責任で計画的にメンテナンスを行うことが必要です。
2.防音性
最近のマンションは、窓の気密性など建物の基本性能が高くなっているものの、
足音などの重量衝撃音は、遠く離れた住戸まで伝わってしまうケースもあります。
一方、戸建て住宅は階下の住民に気を遣う必要はありませんので、
小さな子供がいる場合などは、余計な神経を使わずに生活することができます。
3.断熱性
戸建て住宅に比べ、マンションは冬の暖かさが違うという声が多く聞かれます。
その理由として、周囲を住戸に囲まれており直接外気に接する面積が小さいこと、
窓などの開口部が少なく気密性が高いことなどが考えられます。
一方、最近では戸建て住宅も断熱性能が向上しています。
壁・床・天井などに隙間無く断熱材を入れるとともに、
窓には断熱性能の優れたものを使用することが、冬暖かい住宅づくりの基本です。
ここに挙げたものは、ほんの一例です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、
また、人それぞれ重視するポイントも違うため、何を基準に考えるか悩ましいところです。