外部からの視線を遮ることは、浴室でリラックスするための絶対条件です。浴室の目隠しについて考えてみましょう。
(ガラスの種類)
ガラスの片面に模様の入ったガラスは「型板ガラス」といい、視線を遮りながらも一般ガラスと同等に光を透過します。浴室の窓に使用されることの多いガラスです。
(ルーバー)
型板ガラスだけでは、シルエットや気配が漏れてしまう場合がありますが、窓の外側に「ルーバー」を取り付けることで、より確実に視線を遮ります。換気の妨げとならないため、カビの発生を抑え、浴室を衛生的な状態に保ちます。様々なタイプの窓に後付け可能なため、リフォームにも適していると言えるでしょう。また、防犯上も、一定の効果が期待できます。羽根の角度を変えることができる「可動ルーバー」は、より高いレベルで通風・採光と目隠しの両立が可能となります。
(ブラインド、カーテン)
浴室窓の内側に、耐水性のブラインドやロールカーテンを取り付ける方法もあります。浴室内は高湿でカビ等の好む環境となりやすいため、抗菌・抗カビに優れたものを使用すると良いでしょう。
(ガラスフィルム)
ガラス面に貼るだけで目隠し効果が得られます。様々なデザイン(模様)のシートが市販されており、価格も安価なため、気軽に貼ることができます。
このように、浴室の目隠しには様々な手段がありますが、中庭や坪庭に面して浴室を設けるなど、プランニングの工夫でプライバシーの確保を行うことが理想的です。