最近の浴室テレビは、画面の大型化が進むとともに、デザインもスタイリッシュなものが増えるなど、着実に進化を遂げています。リフォームで浴室テレビを後付けする場合は、電源やアンテナ線の引き込みなど、電気工事が主な工事内容となります。取り付けたテレビモニターの周りは、水が入らないよう、確実にコーキングを行うことが重要です。工事時間は、半日程度が一般的です。
固定式の浴室テレビの他に、持ち運び可能なポータブルテレビを浴室に持ち込むという方法も考えられます。防水機能を備えていることはもちろん、無線LAN内蔵ハードディスクレコーダーとワイヤレスモニターがセットになったテレビなど、録画再生機能やインターネット機能を有する高性能な商品も発売されています。持ち運び可能な薄型モニターは、タッチパネルで操作ができるなど、入浴時にも操作性しやすいものとなっています。キッチン・寝室など、浴室以外の場所でも活用できるほか、乾電池で作動可能なものは、災害時にも役に立ちます。
ポータブルテレビの持ち込みは、面倒な取り付け工事が不要なため、気軽に浴室テレビ生活をスタートできるというメリットがあります。万一故障しても、買い換えれば良いだけです。その反面、確実に電波を受信するためには、固定式の浴室テレビが安定しています。ポータブルテレビを購入する場合は、浴室内での電波受信状況を確認しておくと良いでしょう。