壁に棚などを取り付ける際は、壁の下地にしっかりと固定することが大切です。
壁の中に柱や間柱・胴縁が入っている部分を探し、その部分に釘や木ねじなどで棚を固定することが理想的です。柱や下地の位置は、壁をコンコンと叩き、音が変わる部分を探してみてください。木造住宅の場合、柱は91cm間隔、間柱は45.5cm間隔で入っているものが一般的です。下地を探す工具も安価で市販されていますので、これを利用するとより確実に下地の位置が確認できます。
下地の入っている場所にとらわれず、好きな場所に棚を取り付ける場合は、大きな荷重に耐えることが難しくなりますので注意が必要です。特に、石膏ボード壁の場合は、壁がもろく、一般的な釘やビスは簡単に抜けてしまいます。この場合は「ボードアンカー」や「専用ビス(取り付けキット)」などが市販されていますので、軽いものを取り付ける場合はこれを使用するとよいでしょう。各商品に記載されている耐荷重に注意してください。本格的な棚など、大きな荷重がかかるものを取り付ける場合は、危険ですので必ずコンパネなどで補強してください。
吊戸や棚を後付けする場は、安全性を最優先し、慎重に行うことが大切です。大きな荷重をかけるような棚の取り付けは専門家に相談・依頼すると安心です。