快適な生活を送るうえで、収納の計画はとても重要です。多くの人が憧れる「ウォークインクローゼット」のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
(メリット)
収納を1箇所にまとめることで建具の数が1枚で済み、居室の内観がすっきりします。壁面に扉が並ぶ壁面クローゼットと違い、広く壁面を使えるため、室内レイアウトの自由度が増します。建具の数が少ないということは、費用面でも有利となります。また、洋服に限らずスーツケース、扇風機や暖房器具など、大きな物が収納可能です。
(デメリット)
ウォークインクローゼットを設置するためには、まとまったスペースが必要となりますが、人が入るスペースを要することから、実質的な収納面積は壁面クローゼットに劣ります。また、コーナー部分などにデッドスペースが生じることも多く、有効利用するためには工夫が必要です。「何でも入る」ことが仇となり、無駄なものが溢れてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
多くの人が憧れる「ウォークインクローゼット」ですが、設置にあたっては、本当にそれがベストな選択なのかを改めて考える必要があります。特に、床面積にゆとりが無い場合には、収納形式の決定には慎重に検討を重ねることが大切です。