屋根裏などを活用する「ロフト」の活用例と、メリット・デメリットについて考えてみましょう。
(活用例)
・収納スペース
・寝室
・プライベート空間・趣味の部屋
・子供の遊び場
(メリット)
・通常の床面積に加え、上記のような活用ができる。
・ロフトのある部屋は高さがあるため、開放感が得られやすい。
・急な来客時などに、ものを隠しやすい。
(デメリット)
・夏場は非常に高温となる。
・はしごが上り下りしにくい(特に荷物を持っている場合など)。
・昇降用のはしごが邪魔である。
・掃除しにくい。
・ロフト部分の天井高さが低く、圧迫感がある(頭をぶつける)。
このように、ロフトの設置によって生まれるスペースは貴重であり、様々な活用の仕方があります。特にワンルーム・マンションなど、専有面積の小さい住戸において、そのメリットが大きいようです。しかし、そのデメリットなどにより、次第にロフトを使わなくなっていくケースも多いようです。ロフトの天井高さは1.4m以下とし、固定式階段の設置が認められないなど、建築基準法による制限も足かせとなっています。
「ロフト」は本来無駄になるスペースを有効活用した、夢のあるスペースでもあります。デメリットをきちんと把握したうえで、これらの弱点を少しでも軽減できるようなロフトを計画することが大切です。