窓（サッシ）は、数多くある住宅のパーツの中でも、特に重要な部分です。機能面はもちろん、デザイン面でも、その住宅の外観に大きな影響を与えます。サッシにはどのような種類があるのでしょうか。

（アルミサッシ）
軽量で強度もあり、耐久性にも優れていることから、多くの住宅で採用されています。アルミは熱伝導率が高いため、断熱上の弱点となりやすく、結露が生じやすいことが欠点です。

（樹脂サッシ）
熱伝導率が低く、複層ガラスとの組み合わせによって、高い断熱性を得ることができることから、最近の高断熱住宅での採用が増えています。アルミと比較し、強度・対候性・防汚性に劣ることが欠点です。

（複合サッシ）
室内外で別の素材を使用したサッシです。室外側をアルミ、室内側を樹脂としたものが一般的で、断熱性能・価格共に、アルミサッシと樹脂サッシの中間的な存在です。価格と性能のバランスが良く、最近の高断熱住宅での採用が増えています。

（木製サッシ）
アルミサッシ以前の古い住宅は木製サッシが主流でした。最近の国内外メーカーの木製サッシは、デザイン性が高く、断熱性にも優れる高級品として位置付けられています。非常に重く、扱いが難しいことに加え、定期的なメンテナンスが欠かせませんが、これらの欠点を補う商品も開発されています。

このように、サッシにも数多くの種類があり、それぞれに特徴があります。組み合わせるガラスの種類も豊富であり、窓選びは奥の深い作業となります。