サンルームを付けたいと考えています。どんなことに気を付ければいいでしょうか?
暖かい日差しを採り入れることを目的とする「サンルーム」の設置にあたり、注意すべき点について考えてみましょう。
(設置場所)
「サンルーム」は、その目的を果たすためにも、南側の日当たりの良い場所に設置することが望ましいと言えます。リビングや寝室などの続き間とすることで、ゆったりとくつろげる開放的な空間となります。
(内装)
「サンルーム」は直射日光の影響を受けやすいため、床材をはじめとする内装材には、断熱性が高く、加えて熱や紫外線の影響を受けにくい素材を使用すると良いでしょう。サンルームの一部を土間とすれば、植物を置いて緑化を図るなど、より快適な空間を創出することが可能です。
(断熱)
周囲をガラスなどで囲まれた「サンルーム」は、空調効果が薄く、夏の暑さや冬の寒さに弱いという欠点があります。ガラス面には、ロールカーテンやブラインドを設けるなど、熱の出入りを一定コントロールするための工夫が必要です。また、窓は複層サッシや二重サッシとすることで、結露の悩みを軽減できる場合があります。
既存の建物にサンルームなどを建て加える場合は、「増築」扱いとなり、確認申請をはじめとする手続きが必要となる場合があります。建ぺい率などの規定に抵触しないよう、十分な検討が必要です。サンルームの計画に際しては、建築士などの専門家に相談すると安心です。